玉木さん 相変わらずお忙しそうですね。 心身共にお元気でしょうか。 玉木さんもマッサージ好きとお見受け致しますが、私も大好きでこちらに来てから1回/週で必ず行きます。 インドネシアではバリなどにある高級エステを除けば、日本と比較して相当安価な店がたくさんあります。 (そうでなければ、1回/週で行くことはとても出来ません) 例えば足裏マッサージなら1.5時間で大体Rp45,000(≒\600)、全身マッサージ(インドネシアトラディショナル:エステのようにオイルを使ってマッサージする)でも 1.5時間で大体Rp150,000(\2,000)で出来ます。 安価な足裏マッサージの方でも足裏だけではなく、足の裏から膝下まで、それに腕、肩、背中までを1.5時間もかけてじっくりマッサージしてくれるので 内容は必要且つ十分ですし、10分あたり\1,000程度の日本のクイックマッサージと比べたら、時間あたりの単価は1/15です。 値段が安いことが何といっても魅力ですが、マッサージの技術のレベルもかなり高いです。 インドネシアに来られる機会があるようでしたら、マッサージは是非体験するべき項目の1つと思います。 さて遅くなりましたが、先日ご連絡したインドネシアの暮らしに関するレポートを御報告します。 今回のテーマは、インドネシアの「小さい店」です。 インドネシアで小さい店のことを、「warung(ワルン)」と呼びます。 ワルンはごく小さな屋台程度のものから、日本の駄菓子屋程度のものまで、規模は大小いろいろあります。 (後者はワルンと呼ばないかも知れません) そこで取り扱われる商品は様々ですが、いちばんよく見かけるものは水やジュース、スナック菓子などを所狭しと置いた雑貨屋です。 (画像「warung 1」) このタイプは街の至る所に見られ、その数からしても需要は多いものと思われます。 日本と同じようなコンビニもありますが、より安価な商品が置かれたワルンの方が一般的です。 (「セブンイレン」の偽物で、インドネシア語でセブンイレブンという意味の「トゥジュ・スブラス」というコンビニもあったりします) 次に多く見られるのが、飲食系の店です。 (画像「warung 2」) インドネシアのポピュラーな料理であるナシ・ゴレン(インドネシア風チャーハン)や、ミー・クァ(ラー麺)、タフ(豆腐を揚げたもの)など 安く手軽に食べられるローカルの料理を、ほとんどの店は単品を専門に扱っています。 日本でいえばラーメン屋の屋台が、感覚的にいちばん近いと思います。 因みに画像「warung 2」の店は、肉団子の店です。 飲食系のワルンは人通りの多い路上に軒を連ねている場合が多いですが、これらが雑然と集まった場所の雰囲気は 強くアジア(特に東南アジア)を感じさせるものです。 画像「warung 3」は、新聞や雑誌を置いたニューススタンドです。 これはインドネシアに限らず、どの国でもよく見られるものです。 画像「warung 4」、「warung 5」は、床屋です。 2つの店とも、店員1人でやっている小さな店です。 画像「warung 6」は店の内部ですが、置かれた什器や壁に貼ってある写真の雰囲気とかレトロでなかなかいい感じでした。 画像「warung 7」は、私が住んでいる所の近くにある果物屋です。 トロピカル・フルーツでテンコ盛りしたような店構えが前から気になっていて、今回初めて買い物に行って見ました。 「果物の王様」ドリアンから、日本ではあまり目にしないようなフルーツもあり、何を買おうか迷いましたが 今回はマンゴーを4つと、「果実の女王」マンゴスチンを4つを購入しました。 (画像「buah」) 日頃利用している外国人向けのスーパーと比較すると、かなり安いだろうと想像はしていましたが これだけで何とRp8,000(≒\100)と聞いて、驚きました。 また、マンゴーが旨いか尋ねた時に、1つのマンゴーにおもむろにナイフを入れ、 気前よく試食させてくれたことも嬉しかったです。(もちろん、そのマンゴーは旨かった) ちなみに画像「warung 8」は、この店の看板娘達(?)です。 今回、「小さな店」をレポートのテーマとしたのは、新築してまだ1年に満たない我が家にも小さな店(美容院)を併設したこともあって インドネシアで見た様々な小さな店に、私自身が非常に親近感を覚えたためです。 ワルンがある街並みののどかな雰囲気と、そこで商売をする人達の気さくな人柄は、 今から20〜30年前、私が子供だった頃の日本の小売店の雰囲気とどこか通じるものがあり、親しみと懐かしさを感じます。 おわり 注) 私が住むバンドンはインドネシアで3番目に大きい街なので、こういった小さな店ばかりがある訳ではありません。  日本のデパートの「そごう」や仏系大型スーパー「カルフール」が入った、大型ショッピングモールなどもたくさんあります。    しかしこれらは外国人を含めたインドネシアの富裕層向けであって、一般の人達はパサール(市場)やワルンを利用するのが普通です。