2001.12.31
あと、2時間で今年も終わります。振りかえると「仕事・仕事・・・・・」の一年でした。来年も「仕事・仕事・・・・・」になりそうですが、自分に負けないように建築を頑張りたいと思います。

皆さんも良いお年をお迎えください・・・・・・

2001.12.29
「神戸町の家」のオープンハウスが午後から始まり、多くの方に参加して頂いて、楽しい時間を過ごせました。

クライアントの法子さん、ほんとにありがとうございました。

2001.12.26
「オープンハウス:神戸町の家」

オープンハウスのご案内です。
12月29日 午後から「神戸町の家」のオープンハウスを行います。メールを頂ければ、詳しい時間や場所等をご連絡します。

深みのある和風住宅ができました・・・・・・・・・・

2001.12.24
クリスマスイブの夜、「 早くストーブの火を消して! 」と子供が僕につぶやいた。「 どうして? 」と聞くと 「 サンタが家に入れないじゃないか! 」とやや怒り気味の子供の顔・・・・・・

子供と正面を向き合い話しをすれば、自分も子供に戻れる気がした・・・・・

2001.12.20
「見積り」

昨日、「千手堂の家」の見積りが出た。

見積り方法は大きく2パターンに別けられる。
ローコストで予算の無い物件は「特命」と行って、優良施工会社の優良監督に「予算はこれだけしかありません。ぜひお願い致します。」と頭を下げて頼み込む。「特命貧乏ですわ!」と工務店の社長は嘆く・・・・・
ローコストではあるが予算のある物件は、5社程度の優良業者に見積りを出して競走をして頂く。

「千手堂の家」は当初の計画より面積も増え、仕様も良くなり、僕の予想は予定金額を大きく越えていた。何度もクライアントに「出来ません!」と心苦しい意見を言った。
結果は僕の予想を大きくはずして、500万程度下の予定金額にほぼ近い金額が提示された。(5社の見積りの差はなんと730万円!)工務店の営業マンが神様に見えた・・・・・・

見積り前に、「美酒が飲めるといいですね・・・・・」と言ってくれたクライアントの言葉が心に蘇ってきた・・・・・夢が現実に大きく近づいた日である。
2001.12.19
僕の横で大野くんが呟く 「 今年は短かったですね! まるで一年が12日のようです・・・・・・ 」 と ・・・・・「 仕事を多くしました。ボーナスをたくさんくださいね! 」という意味なのか・・・・・?

2001.12.18
「神戸町の家」

最終検査を昨日行い、アプローチ部分を残し「神戸町の家」がほぼ完成しました。古材を使った落ち着きのある和風住宅です。クライアントでもある車屋さんの武藤さんが「良い家ですねー!僕は大好きです!!」と感動して頂いた。

後はコルビジェのソファーとスタルクの椅子を置けば「神戸町の家」は完成します。今度こそオープンハウスを予定しています。年末と思いますが、ご期待ください!!!

2001.12.14
「家の形」

「島」でコートハウスを計画している。中庭に向けて、LDK・洗面・浴室・和室が配置されていて、とても楽しいプランが出来た。形もモダンでコートハウスのプロトタイプの完成である。

ある時、旦那さんが「三角形の屋根がいいなー」と言われ、どんな形でも最高の建築を作りたいGAファミリーとしては、片流れの屋根で計画していたプランをあまり変更せずに三角形屋根の模型を作った。

「これも、いいですねー」と言われて2つの模型を家に持ちかえり再度家族会議を・・・・・
旦那さんは三角形屋根、奥さんはモダン住宅・・・・はたしてどちらの形になるか・・・・・?

思いを込めて作った「2つの形」、来年秋には「島」のシンボル住宅となる!

コメント:めずらしくどちらの形もよく出来ました。採用されなかったプランを作るクライアントを募集します。土地50坪、建物45坪のコートハウスを作りたい人はご連絡を!・・・・・・なんて冗談ですが・・・・・正直どちらも捨てがたい・・・・・

2001.12.12
時々クライアントと喧嘩をする時がある・・・・・・

良いものを作りたいと思う両者が、コストとデザインの壁に立ち向かうと時、戦術の違いが喧嘩を生む。確かに辛いこともあるが、同じ方向を向く戦友はかけがえのない友となる。

クライアントを戦友と呼ぶのは失礼ではあるが、コストやデザインと戦う僕達は常に戦場に居る。今日も深夜までの戦いは続いている。

どんな仕事でも戦う気持ちを忘れては良いものが出来ないのも事実である・・・・・

2001.12.8
「建築の旅 - 淡路島」

安藤忠雄の建築を見に淡路島へ行った。
本福寺・淡路夢舞台・TOTOセミナーハウス・・・・・

建築を始めた頃、六甲の集合住宅を見て感動した。安藤忠雄の建築は仕事に勇気を与えてくれる。   詳しくは「建築の旅」を・・・・・

2001.12.6

自分をある程度の限界まで追いこむことで、見えてくる仕事がある。

明るく楽しく仕事をしたい反面、自分自身が納得をする仕事をする為には、深く限界に近づき自分自身を納得させて、クライアントに結果を出すことで説得力が生まれてくる。

「建築家」を目指す人は、いつまでたっても形の限界と自分自身の限界に挑戦する義務がある。

スタッフに言う小言はそのまま自分に帰ってくる・・・・・

2001.12.5

学生の時、9万キロ乗った「シビック」を手放した。あさって10万キロ乗った「ゴルフ」を手放す。

「ゴルフ」は出来が悪く、ほんとよく壊れた。今日あと2日を残してエンジンが壊れ、自宅から10キロ離れた駐車場で突然最後の別れとなった。

長く乗った車ほど、思い出が心に蘇る・・・・・

2001.12.4

「U・TOPIA 82」

住宅と違いマンションの設計は、デザインの為にデザインをすることがある。

 
A案   B案

エントランスは顔となり、いくつもの案の中で決定されていく。

間取りを広く、セキュリティも高く、デザインも良く、メンテナンスも容易で、それでもって家賃が安ければ、入居率100%のアパートは完成する。

コストとデザインとの戦いが明確になる仕事である。
82室のマンションは再来年の春に完成する。

2001.12.3
「親友とけんかをした、Yくんへ」

何か自分が原因のような気がして、心苦しく思います・・・・・
さっきも言いましたが、自分が低くなれば彼の心も流れてきます。人の心は水と同じで、低い方に流れます。

あまり力にはなれませんが、皆で飲める日を楽しみに待っています。

2001.11.29
今週はほとんど睡眠時間が無く、家に帰りソファーで横になると知らないうちに夢の中へ・・・・・

先日、「八つ梅町の家」の打合せをpm10時頃終えて・・・・・
「これからまだ仕事ですか?」何気なしに監督さんに聞くと、「今から2つほど段取りをして、それから高速で東京へ向い、朝から家具の搬入ですよ!」とばさぼさの頭で、監督の山岸さんはあたりまえのように返答した。「この時期、仕事が終わるのは2,3時はあたりまえですよ!」と店舗仕事が多い監督さんは寝ることをまるで拒むかのよう仕事をしている。
「気がついたら、よく机の下で寝ています・・・・・」と笑顔で話す山岸さんはプロの匂いがする、作ることに喜びを感じている人の一人である。

現在、深夜12:30分・・・・・睡魔に負けた僕は今起床した。多分1時間後は又夢の中か、それとも机の前か・・・・・?

スタッフの浦瀬くんは「仕事は速くして、遅くまでやっても効率が悪いですよ」とマウスを人の2倍の速さで動かす・・・・・僕のマウスは人の0.5倍・・・・・

基本的には仕事は速く終わり、家族との時間を大切にと考えてはいるのだが・・・・・思いどうりには、なかなかいかないものである。

寝起きの文章はぼけぼけである・・・・・・

2001.11.25
昨晩、「温泉に行こうか!」の一言で早朝4:00に起床となった。当初、城之崎温泉に行く予定であったが、ナビ検索すれば「所要時間は7時間」の表示に断念をし、予定を変更し敦賀へ!

三方で海釣りをして、敦賀で海鮮丼を食べ、越前で温泉に入り・・・・・少し建築を見て、久しぶりの休みを楽しんだ。

どんなに好きな建築でも、時には海や山に行き、建築の無い世界に浸りたい時もある。丁度、寿司のがりを食べる気分とよくにている・・・?
例えが悪いが、さっぱりした・・・・・

2001.11.24
24日の夜、車屋さんの武藤さんと時間を忘れて打合わせを楽しんだ。

僕より少し年下のクライアントは僕より背が高く、声も大きく、体格もいい。
「先生!、このプランとても気に入りました!!!」と2回目の提案がとても良く(自分も結構いいなーと思いつつ・・・・・)、基本計画は完了した。
「和風が好きで、床の色はやや濃い目で、あっ!、でも先生にお任せした方がいい家ができますよねー!」と、明るく、大きな声で、コーヒー一杯で深夜まで打合わせは続いた。

「和」を基本コンセプトにした車屋さんの住宅は秋に完成する・・・・・
楽しい家が、又一つ出来そうです・・・・・

2001.11.20
「子供と遊ぶ時間と仕事をする時間、どちらが大切ですか?」の問いかけに、あなたならどう答えますか・・・・・

「もちろん子供と遊ぶ時間ですよ!」と答える自分と「仕事をする時間です」と心のなかでつぶやく自分とが交互に現れる。

今日久しぶりに母親に会った。
仕事ばかりして僕を育てた親の気持ちが、最近少し解るような気がした・・・・・

2001.11.19
多治見の「ハウス K」の地鎮祭が晴天の中行われた。多治見市役所で打ち合わせをしていた僕は時間ぎりぎりで現場に到着した。

いつも笑顔で向えてくれる金井さんに「遅くなりました」と頭を下げ、奉献酒を片手に着馴れないスーツを持って現場に入った。初めて会う施主のご両親に挨拶をする暇もなく地鎮祭は始まった。
修祓(シュバツ)から始まり、玉串奉奠(タマクシホウテン)、撤饌(テッセン)と続き直会(ナオライ)でお酒とスルメを頂いた。

夢が形になる始まりが「地鎮祭」である。
来年初夏、新緑の葉が似合う白の家は完成する・・・・・

追伸:金井さん「(仮称)ハウス K物語」を書いてくださいね。とても楽しみにしています。  玉木より

2001.11.18
「景観フォーラム・GA会・しし座流星群」

とりあえず目次です・・・・・喜怒哀楽がありました。

2001.11.17
「GA会」

GA会を今日、PM6:00から岐阜市黒野の「養老の滝(ちょっとさびしー)」2階で行います。設計士が中心ですが、学生の方から、鳶の親方、塗装屋さん、岐阜新聞の方、車屋さん・・・・・と色んな人が集まります。

飛び入り参加OKですので、お暇な人はどうぞ!

追伸:静かな会になりそうで不安です・・・・・

2001.11.15
現在、深夜1時22分・・・・・頭を休めるために、いかの塩辛と熱燗をちびちびと飲んでいる。仕事を終えて、12時を過ぎれば事務所は無礼講になる。

現在、「巣南のアトリエ」と「ハウス K」が見積もり検討中である。基本設計・実施設計に続き第3の山を登っている。これを乗りきれば、後は頂上が見えてくる。

「もう少し安くなりませんか?」と言う自分に対して、見積もりをしている相宮工務店の常務は言った 「施主の為に施工者も納得して仕事に取りかかりたい・・・・・・」 福田常務の言うことは良く解る・・・・・が・・・・・

「これを止めて、ここは小さくして、・・・・・」検討はまだまだ続く・・・・・

2001.11.10
昨日は子供7人を含む13人が我が家に集まり「ピザパーティー!」 薪ストーブをつけて、オーブンでビザを焼き・・・・・・なんだか欧米みたいでかっこいい!

しかし内容は少し違う、ベットはトランポリンになり、風呂は銭湯状態、居間は体育館に代わり、室内野球が始まった。テレビチームはポケモンをフルボリュームでまるで映画館、僕のパソコンはゲームセンター、それにもめげず奥さん達は会話の渦、静かになったなーと見ればドラマ(恋いを何年休んでますか)の中・・・・・・

月に一度こんなパーティーがあればストレスも無くなる・・・・・


2001.11.9
家庭のことを何もしないでいると「たまにはゴミを出しといてよ!」と叱られ、「洗物しといたから!」と掃除でもすれば「何かあるの?」と疑われる。

クライアントの要望を「それはできませんよ・・・・・・」と返事をすると「どうして、できないのですか!」と叱られ、「はい、解りました!」と返事をすると「玉木さんの意見をもっと言ってください!」と叱られる。

女の人はむずかしい・・・・・・

2001.11.8
ある建築家がクライアントから設計の依頼を受けた。建築家はクライアントの要望を100%満たし、計画案を提出した。
「いいプランですねー、何も言うことはありません!」クライアントは絶賛した。しかし次に建築家はこう語った。
「私はあなたの要望を100%満たしましたが、問題が一つあります。建物が土地からはみだしてしまいます。隣地を購入して頂けませんか?」
クライアントは戸惑いなが「それは無理ですよ!」と話をしたところ、建築家は「それなら、私はあなたの要求した建築を作るのはできません」と設計依頼を断った。この建築家は現在アメリカに行き設計活動をしている。

いつものことであるが、その土地を最大限に生かそうと設計を行っているが為に、大きい土地でも小さな土地でも「あと少し土地があればなー」と思うことが多い。

土地に対しての100%の要求を満たすことが、クライアントの100%の要求を満たすことになると僕は思っている。建築家に必要なのものの一つは「場」を読む力である。
2001.11.3
いつもの事だが、どれだけやっても良いプランが出来ない時がある。

気分を切るかえる為、北へ車を走らせどんどん山の中へ・・・・・紅葉・川の流れ・森の静けさに体を置くと自然に心も体も休まる。そして温泉に・・・・・・

久しぶりに「秋」を感じる朝を向えた・・・・・・ 
2001.11.1
「GA会」

遅くなりましたが、11月17日(土)夕方から「GA会」を予定しています。建築好きの飲み会ですが、参加したい方はメールください。

月に向ってほえましょう!!!

2001.10.31
「景観フォーラム」

11月17日(土)に岐阜市の景観フォーラム2001が、長良川国際会議場で開催されます。景観賞の表彰式の関係で、自分も参加する予定です。岐阜市の景観に興味がある方は参加されるといいですよ。

問合せ  岐阜市役所:景観整備課 058-265-4141

「美しい街は美しい心を作ります・・・・・」

2001.10.30
毎日・毎日・毎日・・・・・休みも無く、仕事と続けています。朝から朝まで仕事をしていると時間は「あっ!」と言う間に過ぎていきます。唯一の休みは「昼寝」なんて淋しい解答しかできません・・・・・心も体も「建築」にどっぷり漬かり夢の中でも建物が出てきます。

山登りに例えると「八合目」まで来ました。スタッフのみんなも言葉少なく「頂上」へ向い最後の追い込みです。

この時間が建築への思いを大きくします・・・・・
2001.10.26
「長良の家」が完成しました。また、作品集で掲載しますので御覧ください。

 

2001.10.25
「神戸町の家」の古材や壁の部分が少しずつ出来てきました。

 

来月末の完成が楽しみです・・・・・

2001.10.24
早くも僕の家の薪ストーブに火が入りました。火を見て夜を過ごすのは最高の楽しみです。次の楽しみは中庭にヒノキ風呂を作ることです。(かみさんには反対されていますが・・・・・)

空想の中で毎日を過ごしていると時間がどんどん過ぎて行きます。夏が終わると冬が来るような・・・・・特に今年の秋は早いです・・・・・
2001.10.16
「設計依頼:リフォーム編」

10月はじめ、一本の電話が鳴った。

「家は出来ているのですが、内装の設計は出来ますか?場所は大野郡で・・・・・・」 僕は、「一度会って話しがしたいのですが・・・・・」と言うと「今晩行きます」とクライアントは電話を切った。

横で大野君が「大野町ではなく大野郡ですよ!」と地図を指で指した。
「えっ!?」僕は戸惑った。

夜になりクライアントに会い、
玉木:「今月は時間が取れそうにないので、来月にでも一度現場を見させてもらいます」
クライアント:「今、どぶろく祭りなんですよ!良かったら家に泊まってもらってもいいですよ!」
玉木:「行きましょう!!!」

10/15(月)の夕方こちらを出て、今日白川郷の合掌作りを見た。

千と千尋のような祭り・とても親切な三枝家のおとうさん、おかあさん・・・・・ありがとうございました!!!

(詳しくは右側 建築の旅コーナーを見てください)

2001.10.12
「ローコスト」

ハウスメーカーより1割、いや2割ぐらい安いコストで、2倍にも3倍にも良い住宅を作ろうとかんばっている。

ローコストで良い家にするには単価の安い材料を使い、無駄のないように空間を作ることである。言うのは簡単であるが、とても厳しい作業の連続となる。

最近あるデザイナーの住宅を設計している。ご夫婦ともデザイナーで、僕達の仕事をよく理解して頂き、一つ一つの空間をこだわりを持って設計することができた。4月から始まった基本計画がほぼ完了し、これから実施設計が始まる。夢が現実となっていく作業で「これは高いので、使えません・・・・・・」と言うのはとても心苦しいことである。僕も施主もいい家を作りたい気持ちは同じである。この気持ちを忘れずに、実施設計の山を乗り越えていきたい。

来年の春、地鎮祭で「やっとここまできましたねー」とクライアントと笑顔で話せるようにかんばろー!!!

2001.10.8
秋になり「運動会」シーズンである。小学校の運動会から始まり、保育園、そして今日は市民運動会に参加した。

目の前の「ゴール」に向い、無心で走る子供の姿にはいつも感動を覚える。

子供達には、勝っても負けても一生懸命走って欲しいと願う・・・・・

2001.10.5
白いキャンパスがある。赤・黄・緑・・・・・どんな色でも美しい。
青いキャンパスがある。赤・黄・緑・・・・・なんとなく合わない色もある。

多くの人が「いい色ですねー」と言ってもらえる色を使いたい。とても難しいことである。

  Corbusier

2001.10.4
夏も終わり、秋の気配が感じられる今日この頃です。

毎日深夜12:00過ぎ・・・・・「そろそろ終わろうかー」と自分の一言から1時間、2時間と過ぎ、昨日も深夜3:00時に仕事が終わりました。

建築・大・大・大好きな人達(特に建築を志す人、建築家になりたい人、就職活動中の人)と「GA会(たんなる飲み会ですが・・・・・)」をやりたいと思います。日時は決まってませんが、参加したい方はメールでご連絡ください。きままにやりますので、終わっていたらすいません。

秋の夜・・・・・「GA会:たのしく建築を語ろー」:参加者募集です。

2001.10.3
ガラスで出来た照明器具を見ていとなぜか落ち着く・・・・・

飲んだり、話をしたり、絵を書いたり、仕事をしたり・・・・やさしい明りに包まれる。

2001.9.30
休みの日曜日・・・・・かみさんの一声「ベット運ぶから起きて!」・・・・・我が家の「模様替え」が始まった。

コートハウスの我が家は部屋が2つしかなく、LDK棟と洋間棟である。今まで洋間棟を家族4人の寝室にしてきたが、子供が小学校になり、友達が家に遊びに来るようになってきた。

「そろそろ、子供の場所が必要かなー」と思い、洋間棟を子供の遊び場にして、寝室はLDKの奥に移動した。

家族の変化と共に、家も変化する・・・・・「次はここに、間仕切りを建てて・・・・・」と子供の成長を想像するのも「家作り」の楽しみの一つである。

2001.9.26
「実施設計」

基本計画が終わると実施設計が始まる。

親戚のおばさんは、計画が終わり、平面図と立面図が出来ると家は建つと思っている人もいる。「さー、直ちゃん!後はお金ね!」なんて、急に言われる。「いやいやおばさん、これから40枚ぐらいの図面を書くんですよ!」と図面を見せる。「えっ、こんなコンセントや家具まで書くの?・・・・・何この図面、私が見ても解らないわ!」

僕達は「ディテール」と言う言葉をよく使う。木造の組み方を一日中考えている時もある。実施設計は基本計画で夢みた建築を実際に施工できるように、細かい図面を書く作業である。設計事務所の仕事の80%はこの仕事である。

基本計画が終わり3ヶ月間、もくもくと僕達は深夜までパソコンに向い実施図面を書く。良い建物を作る、2つ目の山である。

2001.9.24
「ある日の出来事」

毎回同じ苦しみを味わう。どれだけ考えても良い案が出てこない、時間ばかりがどんどん過ぎていく・・・・・一人になるためにMDをヘッドフォンでボリュームを上げて・・・・・敷地図に書かれたいくつかの線が面になり始める。原点に戻ろうと、「いったいあなたは何が作りたいの・・・・・?」と聞く。あまりの苦しさのあまり誰かに話そうとするけど、今は誰もいない。雑誌の作られた建築写真を見て「ふー」と一時の休息とため息・・・・・夜の静けさがまるで重さのように僕の耳に声に体に圧し掛かる・・・・・もう一度、鉛筆を持った時・・・・・「これだよ、これ・・・・・!」神様が動かすように手が動き、心の中に青い空と青い水・・・・・あなたの家族への愛を僕は・・・・・・

CoccoのCD(2枚組みのベスト)を買った。こっこの詩の読みすぎである。
2001.9.23
「ローコスト」

建築を作る上で必要なのがお金である。住宅を作る時、何にお金を掛けるか・・・・・コストに関係無く、なるべく広いLDKで、デッキがあって、太陽や月が見える空間をまず確保する。次に、たくさんの緑と、薪ストーブなんかがあればもっと最高である。

ある建築家は僕に言った。
「ローコストの建築は僕はやらないよ。だって、自分の作りたい建築が出来ないじゃないか。結局、美しい建築を作くるにはお金が必要だからね。」

ローコストな建築は見せるのではなく、ここでどんな風に楽しく暮らすか・・・・・タイルが貼れなくても、塗り壁が出来なくても、お金に負担の掛からない生活と子供のはしゃぐ声と季節の移り変わりは確保したい。本当に必要なものは何か・・・・・「ローコスト」な建築を作る楽しみはここにある。

2001.9.22
「コートハウス」
秋の夜、七輪で魚を焼いて中庭で酒を飲む。始めはかみさんと子供も参加していたが、そのうち独りで残り少ない炭を囲みちびちびと・・・・・

現在、島で「コートハウス」の計画をしている。2階のLDKは明るいが、子供の動線はどうしようか・・・・・

外と中のあいまいな空間を作ることで、生活の楽しさは大きくなる。人は自然に触れることで、本来の感覚を呼び戻すような気がする。

小さくても、自然を大きく感じれる住宅を作りたい・・・・・

2001.9.21
「現場監理」
今日は朝から、「長良の家」の現場へ行き、おにぎりを一つ食べて「神戸の家」の現場へ行き、夜は「八ツ梅町の家」の打ち合わせを終えて、現在深夜1:00・・・・・・充実した日であった。現場での監理は最終的な判断となり、「家作り」の最終確認の場でもある。

-長良の家の現場にて-

玉木:「仕上げのイメージは、やや荒く横に流れるイメージでお願いします」
左官屋さん:「よっしゃ!!!今日は昼飯も食わずにやるか!!!、わしゃ、くるくると塗ってから横に引くといい感じになると思うがなー」
玉木:「そうそう、こんな感じがいいですねー」

設計図が現場で形になる時・・・・・建築家の楽しみと建築士の責任が交わる時である。

2001.9.20
あーでもない、こーでもないと、スタッフのみんなと話し合いながら、ホームページがリニューアルされました。内容はあまり変化がありませんが、

「 Comfortable space・・・・・心地いい空間 」

を基本コンセプトに、今まで以上により良い建築を作りたいと思います。
「独り言」もどんどん書いて行きますので、こらからもどうぞよろしくお願いします。
2001.9.14
ホームページのリニューアルの為、9/19まで「独り言」を休みます。

http://www.gap-office.com/   9/20に会いましょう!

2001.9.13
ニューヨークのテロ事件を横目に深夜までの仕事が続いています。
毎日仕事が終わるのが、深夜1:00頃・・・・・

家にもどり、テロ事件のテレビを見てソファーで・・・・・グー・・・・・

仕事漬けの毎日も楽しいなー?(やや文章も疲れてます・・・・・)

2001.9.7
「家族」

「家作り」の始めの仕事は土地探しでも無く、間取りでも無く、デザインでも無く、家族と生活をこれからどうしたいか・・・・・である。夫婦、子供、親、兄弟・・・・・どのぐらい離れ、どれぐらい近づくか。

自分は現在4人家族(夫婦、子供2人)である。二男なので、両親とは離れて暮らしている。20代後半に設計した自邸は個室は無く、子供の成長と共に変化すればいいと思い設計をした。

「心臓の手術をすることになったので、入院するから・・・・・」と突然、母親からの電話が入った。

介護が必要かも・・・・・?予期せぬ出来事に、両親の居場所を我が家に探した。

親はいつまでも生きていると思い込んでいた20代・・・・・子供の変化と共に親も変わる「家作り」が必要である。
2001.9.3
建築家の仕事の一つに「町作り」がある。

少し前のGA設計事務所の看板に「美しい建物は美しい町を作ります。美しい町はやさしい心を生みます。岐阜の子供達の為に・・・・・」と書いていた。
(なんか照れくさくて、最近は書いてませんが・・・・・・)

「 U・TOPIA 40 」が今年の岐阜市都市景観賞を受賞しました。

「これいいよ!・・・とか・・・これじゃだめだよ!」と、いつもはっきりと僕達に言ってくれる、クライアントの棚橋さん。「はい、解りました」と、気持ち良く仕事をしてくれた、土屋組の若い監督の日比野さん。引渡し前、深夜まで掃除や補修に付き合ってくれた大野くん。「また、やり直しですか~」とコンクリート打放しの補修を何回もやってくれた、左官屋の清水さん。

皆さんのおかげです・・・・・ありがとうございました。

2001.9.2
「独り言」

なんとなく「独り言」を書きだしてから1年が経ちました。深夜に書くことが多いので、後から読むとへんな文章も多いです。「家作り」の楽しみ、苦労、感動・・・・・「生活」の中の出来事・・・・・少しでも皆さんの参考になればと、どんどん書いていこうと思います。建築相談など皆さんのご意見もいただけると幸いです。

月を見ながら中庭で今日も一杯・・・・・秋の始まりを感じます・・・・・

2001.9.1
「色」

現在、「長良の家」が工事中である。設計者は図面を書く段階で完成後の家が頭の中でできている。

玉木:「家具の色はこれでいいですか?」と流行のクリアー色を提出した。
高橋先生(長良の家は2人とも学校の先生である):「えっ・・・・・」  「もう少し濃い色が好きなんです・・・・・」

僕は戸惑い・・・・・「最近はこの色が多いですけど・・・・・」  「解りました。もう少し濃い色を出します」と打合わせを終えた。

安田建設工業の監督の林氏(すごく良い監督さんで施工図がかんぺき!):「家具見本ができましたので持って行きます・・・・・・でもちょっとムラが・・・・・」
見本を見た玉木:「えっ!なかなか良い色じゃないですか!木のムラもいいですね!」  壁の色に合ったいい色がそこにあった。

僕の頭の中の「完成予想図」は見事に塗りかえられた。

「長良の家」は10月に完成します。オープンハウスをクライアントに依頼するつもりです。お楽しみに!!!

2001.8.31
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

見るのが耐えられなくなるほど悲しい映画を見た。感動も涙も無く、脱力感だけが心に残った。

朝、新聞を読むと「リストラ・自己破産・倒産・・・・・」と暗い話題が目に入る。今日で8月も終わり・・・・・夏の終わりの映画は、僕を谷の底まで落とした。

「この映画はだめだなー」 と かみさんは始まって5分も経たないで「おやすみー」 と 大きなあくびをしてベットに行った。「今日は4人も子供が産まれたから、たいへん!!!」と産婦人科で働くかみさんはいつもマイペース。

この映画は見ないほうがいいかも・・・・・と思いつつ・・・・・見たほうがいいのでは・・・・・と少し思い・・・・・・でも、暗かった・・・・・

—–数日後—–

スタッフの高橋:「私はダンサー・イン・ザ・ダークは大好きな映画です。皆さんも見てください。玉木さんは解ってないですね!」

こんな意見もあります。

2001.8.30
「土地探し」

「住宅を建てたいのですが、まだ土地が決まってません・・・・・」と、土地探しから頼まれる場合がある。

土地になにを求めるか・・・・・北村君は「小学校の近くで」、先日相談に来た友人の足立君は「交通を考えて、駅の近くで」と思いは色々である。土地には目に見えない法律や気配がある。土地から相談を受けることは、ありがたいことである。

「土地は縁のものです」といつもクライアントに話す。色々な条件を踏まえてその土地に立ってください。感じるものがあれば・・・・・・買いですね!

2001.8.29
「西郷の家」

1千万円半ばの「西郷の家」・・・・・なぜかお客さんに好評である。写真を撮るお金も無くて掲載してませんが、9月初めに自分で撮影に行きます。HPに載るのは9月中頃・・・・・・サザエさんの終わりに出てくるような、切妻で四角い窓の家です。ご期待ください。

2001.8.25
[千と千尋の神隠し」

感動をして、涙があふれてきた。宮崎駿の作品はいつも心に残る。

たえず自分に正直で、走りつづけたいと思う反面、自分に負けたり、欲望に走ったり、歩いたり、止まったり・・・・・自分の力だけでは何もできない時もある。

今回は2人の子供を連れて映画館へ行った。「こわいよー」と席の後ろに隠れる娘と、目を丸くして僕の手を握りながら見る息子。人の心のどこかに「神」がいるのかと思わせる。

「どうして、こんな作品ができるのだろ・・・?」と作り手の自分を横にして、言葉もなく映画は終わった。

呼んでいる 胸のどこか奥で いつも心踊る 夢を見たい
悲しみは数えきれないけれど その向こうできっと
あなたに会える
繰り返すあやまちの そのたび ひとは ただ青い空の 青さを知る 果てしなく
道は続いて見えるけれど この両手は光を抱ける
さよならのときの 静かな胸 ゼロになるからだが 耳をすませる
生きている不思議 死んでいく不思議 花も風も街も みんなおなじ呼んでいる 胸のどこか奥で いつも何度でも 夢を描こう

悲しみの数を 言い尽くすより 同じくちびるで そっとうたおう
閉じていく思い出の そのなかにいつも 忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも 新しい景色が 映される
はじまりの朝 静かな窓 ゼロになるからだ 充たされてゆけ
海の彼方には もう探さない 輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから


仕事に忙しいあなた!・・・・・必見です。

 

 

2001.8.24

今日「おさだクリニック:皮膚科」がオープンした。(中日新聞に広告が出ています)

既設建物1階の内装と少しの外構をデザインした。クライアントの長田先生はとてもやさしく、みんなに気を使う人である。「玉木さんありがとう!すごく良くなりました!!!」と最大の言葉を頂いた。
僕の娘も長田先生の患者で、診察もやさしく腕も抜群にいい。(ちなみに長田先生は女性です)

体が痒い人、日焼けしすぎた人は「おさだクリニック」へ行きましょう。

2001.8.23

時々「ストレス」が顔を出す。仕事が忙しいから?年を取ったから?夏が暑いから?かみさんに叱られるから・・・・・・・・・・・・?

素直に折れることが出来ない自分が時々現れ、又消えて行く。
現在夜11:30・・・・横で仕事をしている大野君を誘って、「ラ・フォーチェ」へ飲みに行こうか・・・・・・・飲めば楽しくなる。僕の「ストレス」なんて所詮こんなもんである!

 2001.8.22
「秋のはじまり」

薪ストーブを通じて、一人のお客さんと出会った。「新しい家には薪ストーブが入れたいのです。ストーブの種類は・・・・・」と薪ストーブの話で盛り上がって、とても楽しい時間を過ごした。

あるお客さんからメールを頂いた。最後の文に「夏も終わりますね・・・・」と秋が始まる言葉を頂いた。

暑かった夏がなんとなく過ぎて、大好きな秋が始まる・・・と思いきや、隣の大野君はあさってから「石垣島」へ5泊6日のダイビングへ行く。もう一つ隣の浦瀬君は3連休で「ジェトスキー」を楽しみに琵琶湖へ行く。

「薪ストーブ」と「石垣島・ジェットスキー」・・・・・僕だけが「秋」を感じている。なぜか、さびしー・・・・・・・・・・・・・・

2001.8.18
「悩める私やあなたへ」

「人間、生きていれば自分の思い通りに行かない事もあるはず。誰でもそんな日はあるはず。新たなスタートを明日から始めましょう。生きていれば、何回もやり直しはできますよ。」

最近友人が離婚した。彼女は今新しい恋をしている。別れたリスクは大きいが、新しい恋に出会えたことに「今、ほんと自由で楽しいー」と笑顔で僕に語った。

親しい友人がリストラにあった。泣きながら彼の奥さんは電話を掛けてきた。3日後、「パソコンの使い方教えて!」と弾んだ言葉で電話が掛かってきた。

現状を守ろうと水を溜めるより、次に進もうと水を流したほうが、美しくてきれいな水だと思う。

 2001.8.17
「ブラインド」

最近の住宅の設計では、ブラインドやカーテンを設計に入れ統一されたデザインをするようにしている。

「城東通の家」が和紙のブラインドで有名な「MOLZA:モルザ」のカタログに掲載されました。和風の素材に合うように、すだれ調のブラインドです。一度御覧ください。

2001.8.15
僕が思う「いい建築家」とは・・・・・

・建築が好きな人
・ローコストな建築も好きな人
・計画案をいくつも考える人
・デザインと生活とを同時に考えられる人
・クライアントと多くの話しをする人
・などなど・・・・・・・

岐阜でも愛知でも良い建築家は少ししかいません。設計を依頼される時は多くの設計士に会われたほうが良いと思います。

「家作り」のパートーナー選びは結婚と同じです。

2001.8.14
「多治見の家」

多治見の高台に建つ住宅の基本計画がほぼ完了し、いよいよ実施設計が始まることになった。

 20代の若い夫婦の夢を形にできればと、今日も深夜まで僕はパソコンに向っている。「休みは?」と聞くと「富士山に登ります」と答えが返ってきた。今夜は富士山の八合目に泊まってみえるはずである。

現在深夜1:00・・・・・・多くの星を見て、今ごろは夢の中ですか・・・・・・?

2001.8.13
沖縄へ遊びに行きましたので、お盆は仕事です。皆さんはこのお盆休みどう過ごされてますか・・・・・・?  ゆっくり休む人、いっぱい遊ぶ人、家族と過ごす人、仕事をする人・・・・・・・・・僕は仕事とお墓参りです。線香の香りの中、お寺へ行くと、心が落ち着きます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2001.8.12
「手力の火祭り」

昔見た「手力の火祭り」が長良川で行われると聞き、夕方から国際会議場(安藤忠雄設計)の大きな階段でご飯を食べて夜を待った。pm6:30太鼓の音の後、バクチクの音で火祭りは始まった。長良川の花火もいいが、「手力の火祭り」は音がすごい!!!そして人と火が交わるように、いくつもの流れる火の中を人が入っていく!!!

2001.8.9
「建築の旅」
「沖縄の旅」を少し書きました。しかし、まだ建築は出てきません・・・・・・

2001.8.7
「Kさんの家」

美濃加茂の北村邸が掲載されている「東海の家づくり必読本」が発売されました。500円でどこの本屋にもあります。一度御覧ください!!!

2001.8.5
「夏休み」

自転車に乗って3時間、またまた黒野から金華橋、岐阜の大仏を見て岐阜公園・長良川で遊んで、日野を経由して長森まで!自転車は車に近い感覚があり、歩くほど町を見ることはできないが、夏の暑い日にはとても気持ちがいい。

今回は一人ではなく小学校1年生の子供を連れての自転車であった。長い「夏休み」の思い出になればと2人で出かけたが、ぼうずの日記には「つかれた~」と書かれていた。両親とも働いている僕の子供はどんな思いで夏休みを過ごしているのか?呉服屋育ちの僕の両親も休みも無く働いていた。夏休みの一日、「今日は何をしようかな~」なんて思わず時が過ぎて行った記憶がある。

遊びにしろ、勉強にしろ、時間に追われない時代がなぜか懐かしい。

 2001.8.4
「旅:沖縄」

8/1から8/4まで仕事を少し休んで沖縄へ行ってきました。現在深夜2:00、旅から帰ってきた夜はいつものように、その時の一瞬一瞬がよみがえってくる・・・・・・・・青い海、パイナップル畑の緑、突然の雨、屋根上のシーサー・・・・・・

笑ったり、少し子供に怒ったり、泣いたり・・・・旅は思い出を作るから楽しい・・・・
又、「建築の旅」のコーナーで旅行記を書きたいと思います。

それにしても今夜の月は明るい・・・・・・・・・・・・・・・・

2001.7.31
「仕事」も「結婚」も「家作り」も皆同じ。自分の考えを素直に言えること。言える雰囲気があること。話すことで答えが見えてくることが多いはず・・・・・・・・・・・「家作り」の疑問をまってます。遠慮はいりませんから・・・・・・・・どしどしと!

2001.7.28
「花火」

夕方前からお酒を飲んで、枝豆を食べて、しゃべって、笑って、寝て・・・・・・・花火を見る。帰る頃には・・・・・ふらふらで・・・・・・・・花火は楽しい!!!

2001.7.26
最近、メールや掲示板で「家作り」の相談を受けることが多くなった。

家は服と同じで、その人その人に合う・合わないがある。自分に合った家が選べれば、これからの生活も楽しくなる。ハウスメーカー、設計事務所と時間をかけ歩けば、きっと自分にあった家は見つかるかも知れないが、どの会社も「当社が一番ですよ・・・・・・・」と甘い言葉をかける。

「家作り」の相談を受け、客観的に答えを出して行きたい。
自分にあった「家」で暮らしてほしいから・・・・・・・・・・・・・・・・・

2001.7.25
「スピッツ」

「夏の色に憧れてた フツウの毎日 流されたり 逆らったり 続く細い道 ・・・・・・・・・」  遥か・・・・・スピッツの歌である。

「フツウ」と言う言葉が僕は好きである。一見「フツウ」でない建築を作っているように思われがちだが、僕は「フツウ」にものを見て、「フツウ」に人を見て、「フツウ」に建築を作る。ビートルズが大好きだった僕は、なぜか最近邦楽をよく聴く。身近な物を歌うスピッツ・・・・・・「飛べそうな気がした背中 夢から醒めない翼 ・・・・・・・」

今日のような蒸し暑い日によく合う!!!

2001.7.24
「メンテナンス」

あるクライアントからのメールが届いた。

「工務店さんがいつ来るか連絡がほしいです・・・・・・・・」と補修の日時の単純な連絡不足で、クライアントにご迷惑をかけた。建築は完成した時からメンテナンスが始まり、一瞬の気の緩みが信頼関係を失うこともある。

設計事務所はサービス業であることを忘れてはならない。

2001.7.23
「多治見の家」

「多治見の家」のプレゼンをした。
今までになく「シンプル」を心がけてのプランで、僕の記憶にある、ジョンポーソン、カンポバエザを意識しながらミニマルな形の「白の箱」であった。
不安と自信を隠しながら、図面・パース・模型を出した。少しの沈黙の後、クライアントの喜ぶ顔がそこにあった。
多分、来年の春には多治見の高台にこの住宅は建つ。GA設計のプロトタイプがまた一つ増えた気がした・・・・・・・・・・・・・

2001.7.22
「みんなの親の家」

僕の事務所には3人のスタッフがいる。偶然とは言え、3人とも自分の親の家の計画をしている。難波和彦の「箱の家」の影響を受けたプランの大野くん、農地転用からこつこつと始める浦瀬くん、「ぜんぜんできないんですー」と悩む晶子ちゃん。

今日の日曜日、大野君は僕の横で「個室なんか3帖でいいでしょ!」と難波かぶれで自邸の設計をやっている。僕の家も安藤忠雄とアメリカの建築家フリップジョンソンの影響を受けて計画した。

建築が好きだから建築設計をやっている。自邸は好きな建築家の影響を受けて建ててもいいと僕は思う。

完成が楽しみである。

2001.7.21
最近仕事の時間が深夜まで続くようになった。あきらめたくない気持ちが時間をついやす。しかし一日24時間の内、良い案が出るのは決まって朝と深夜!!!

今日も深夜・・・・「牛丼食いに行こうか!」と僕。「ダイエット中です!!」と大野君。体脂肪率25%の僕こそダイエットが必要では・・・・・・・・これから夜食は食べません!!!

24日の健康診断が恐ろしい・・・・・・・・・・・・・・・・・

2001.7.20
「walk」

僕の家(黒野)から長良川を渡り、稲葉神社を見て、金華山をくぐって長森まで3時間を歩いた。岐阜育ちの僕でも初めて見る景色があった。

夏の街をゆっくり歩くと、各家から夏の「暮らし」伝わってくる。金華橋からの長良川、初めて歩いた鶯谷トンネル、岐阜の長屋・・・・・・・・今度はどこを歩こうか・・・・・・・・・

2001.7.19
新しく「建築の旅」のコーナーを作りました。これまで以上に建築の旅を続けたいと思います。とりあえず8月に沖縄の民家を見に行きます。岐阜近郊から海外?まで・・・・・いい建築を見て、いい建築を作りたい・・・・・・・・・・ご期待を!!!!

2001.7.18
小泉首相のメールマガジンで彼はこんなことを言っている。

「小泉流のストレス解消法は何ですか。」という質問がありました。改めて考えてみて、ハタと困った。好きな音楽を聴くこともそのひとつだが・・・。 改革をすすめれば、必ず反対意見がでる。それでも、やろうとすると抵抗は大きくなる。ストレスはどんどん来ます。 でも、新しいストレスが来ると古いストレスを忘れてしまう。ひょっとしてこれが、私のストレス解消法。 いつも、先を見すえて前向きにいきたい。抵抗が大きくても、ストレスを乗り越えて、気持ちを切り替える。これが小泉流。

僕は時々考える・・・・・・・・・なぜストレス社会になったのか?
自分が大人になったから?  明日を考えて今日を生きているから?  社会そのものが裕福になり、守ろうとするから?・・・・・・・・・・よく解らない・・・・・・・・・・ なんかこんなことを考えていることが、一番のストレスに違いない。

それにしても、小泉氏のメールマガジンは面白い!

2001.7.17
僕の家(黒野の家)では夏はエアコンを入れないことにしている。この家は大きな部屋が2つあるだけの単純な家で、部屋の上部に窓を付けて風を通す工夫をしている。建築的にはこの程度だが、一番大きな理由は西側に大きな落葉樹が家を包むようにあり、最近でも朝は窓を開けて寝ると寒いくらいである。

4m程度のケヤキは1本5万円程度で買える。3年後には倍の大きさになり、やがて家を包むことになる。エアコンを買うより安く、しかも電気代はかからない。冷たい空気は朝、木をつたって落ちてくる。夏を快適に過ごすには、家の西に落葉樹を植えましょう!!!

2001.7.16
「菊次郎の夏」

去年の夏だったか北野武監督の「菊次郎の夏」を見た。その時の感動はあまり覚えてないが、最近久石譲の音楽を聴いて、なぜか懐かしく心に響いた。主人公の菊次郎と少年の旅の物語で、普通の日本の夏がそこにはあった。
最近、琵琶湖に行き瓦ミュージアムや古い町並みを歩き、お寺でおみくじを引いて、船頭さんがこぐ小さな船に乗って川を遊覧した。特別な時間はここには無いが、「菊次郎の夏」とどこか重なる普通の夏があった。

暇があれば、夏の始まりにこの映画を見るのもいいですよ!

2001.7.15
なかなか独り言が進まなくてすいません。

僕の「夏ばて」もやっと終わりました。最近はプールへ行ったりして体を整えました。水の中に体を置くと僕の体は自然体に戻ります。幼少の記憶か母体の記憶か・・・・・・・・・魚座のせいか・・・・・

これからまたどんどん書きます!!!読んでください!!!

2001.7.4
「暑くなりました!」


 

僕といえば、仕事のしすぎか遊びすぎか・・・・・・・・・先週はやや夏ばてでした。
今年は暑くなりそうです。ちょっと?がんばって、休んで・・・・・・・・旅にでましょう!

2001.6.29
「ケース・スタディ・ハウス」

インターネットを通じて若いクライアントに出会った。「いい土地なんです!」と2人は楽しそうに話しをした。計画をする場合、僕は絶対その土地を見る。土地(場所)の力をいかに形にするかが、良い建築ができるかどうかの基準となる。

多治見の高台にあるその場所は、ロサンジェルスに建つ「ケース・スタディ・ハウス#22」を思い出すほどのロケーションであった。「2階にLDKと浴室がいいですねー」と僕は土地を見た瞬間にイメージが沸いた。

とにかくシンプルに、主役は住人とロケーションに、家は脇役に・・・・・・・・・・こんな住宅を作りたい。

2001.6.24
久しぶりの連休を、友人家族と河口湖付近のロッジで過ごした。
友人家族の「山本さん」はご主人がサウジアラビアへなどへ行かれているタンカーの航海士で、奥さんは岐阜大学の大学院で統計学の研究をしている、とても陽気な奥さんである。今回は山本さんのはからいで、ロッジを貸しきりにして、食事も専用のシェフが僕達の為に用意をしてくれる最高の旅行であった。感謝、感謝である。

鳥の声、朝の空気、夜の星空・・・・・「贅沢な時間」を過ごした。「こんな気持ちがいつも楽しめる住宅が出来たらいいなー」と少し仕事のことを考えつつ・・・・・・・森の風がとても心地ち良かった。

心が洗濯された・・・・・・皆さんも森へ行きましょう!!!

2001.6.20
旦那さん:「僕は大きなリビングがほしいなー」
奥さん:「私はいっぱい入る収納がほしいわー」
旦那さん:「デッキなんかでバーベキュー・・・・・最高だね!」
奥さん:「アウトドア用品はここにしまえるといいわねー」

と、多くの打合せはこんな感じで進んで行く。僕は「設計には多くの時間をかけてください」とクライアントに話しをする。今まで生活についてあまり話しをしなかった人が、「家作り」の中で生活に対する価値観の違いを言葉に出すことにより、家族や生活に対する考え方を話し合うことができる。

「家は買う物ではなく、作る物」:多くの話し合いがより良い「家作り」の基本である。

僕といえば・・・・・・・よくけんかしたなー・・・・・と懐かしい思い出がよみがえる。

2001.6.18
「びんの家」

知人の紹介でガラス工芸のアトリエを計画し、そのクライアントの個展を見に富加へ向った。とんぼ玉と呼ばれるガラス細工は繊細で小さな中に宇宙を感じた。

ここのギャラりーは「びん」で出来た家で織部一一氏が7年間かけて一人で完成させた家であった。今は故人である織部氏の娘さんに当時の話を聞き、作る情熱に感銘を受けた。「父はとても貧しく・・・・・毎日毎日びんを積んでは・・・・・」と写真を見ながら淡々と話しをしてくれた。
現代社会に流される「作り人」に「びんの家」は、「作る喜びを忘れてはいけないよ・・・・・」と僕を包み込んだ。

2001.6.14
「美濃加茂の家」

北村邸が8月8日発売の東海の家づくり必読本(リクルート)に掲載されます。大きな屋根、大きな窓、GA設計の一つのプロトタイプです。

2001.6.12
広い敷地で、お金がたくさんあれば良い建築はできる。しかし多くのクライアントは限られた予算と限られた敷地で家を建てる。ある工務店の社長が「デザインするためには、お金がかかるよ!」と僕に言った。そんな言葉を聞きながら、僕は限られた予算の中で何がベストかを探そうと迷路に入る。

「八ツ梅町の家」は長い迷路の中で、ようやく出口が見えてきた。クライアントは僕のデザインを理解していただき、依頼をされた。僕やスタッフの浦瀬くんは期待に答えたく、図面を書いては直しを繰り返した。多くの条件の中で、コスト・デザイン・環境・・・・・・課題が多いほど完成した時の喜びは大きい・・・・・・

今夜深夜12時が過ぎて、スタッフは帰った。なぜか帰らない僕は独り言を書きながら、いつも自分の気持ちを確認する。

2001.6.7
僕の先輩で、エイシンワーク工業の社長でもある「古さん」が事務所に遊びに来た。先輩のリップサービスは誰にも負けないくらい楽しく、宴会ではいつも僕達を楽しませてくれる。交友関係も多く、そして何より「グルメ」であり、僕も数多くの「食」を楽しませてもらった。

学生から15年以上もの付き合いで、僕の長所も短所も知っている。先日も「もっと本物を勉強しなさい」とか「店舗設計をすればいいよ」とか「いいスタッフだよ・・・」とか僕に多くのアドバイスをくれる。

人とのつながりを大切にする先輩から学ぶことは多い・・・・・

2001.6.5
独り言ばかりで、なかなかその他の更新ができません。最近の計画物件です。

計画中ですので、具体的に決まりましたら、CGコーナーで紹介します。ご期待ください!!!

2001.6.3
最近2冊の本を読んだ。「チーズはどこえ消えた?」と「地図の読めない女、話しの聞けない男」である。どちらかと言うと後書のほうが面白かった。「チーズは・・・」読んでいて僕は「アルジャーノンに花束を」を思い出した。
知能障害者のチャーリイ・ゴードンが脳外科手術を行い知能を高め天才になり、そしてまた知能障害者に戻ると言った内容を日記で書かれた物語である。僕はいつも壁にあたった時3つの選択をする。「自分が変わる」「相手が変わる」「その場を立ち去る」である。相手が変わることはありえないとまず判断し、次にどちらかの選択をする。よほどの事がないかぎり「自分が変わろう」と判断をし次へ進むと、結果として楽になることのほうが多いように思える。「チーズ・・・」はそんなことを2人と2匹の主人公により書かれていた。

「アルジャーノン・・」は知能と心の動きが恋愛・仕事を通して書かれている。一人の人間が知能の動きにより別人へと変化して行く。簡単な内容ではあるが、心に残る一冊である。

ちなみにアルジャーノンはねずみである・・・・・・・・・・

2001.6.2
「スタッフ」

僕の事務所には3人のスタッフがいる。旅好きでマイペースの大野くん、仕事の速さでは誰にも負けない浦瀬くん、そして新人の晶子ちゃん。

建築の質の高さは、事務所一人一人の建築に対する思いに比例する。思いが強ければ建築に悩み、人に悩む。そして出した答えはより良い結果となって形に表れる。最近、自分の仕事を見て設計を依頼されるクライアントが多くなった。期待に応え様とがんばり、答えを探そうと皆で話合う。「生活」をデザインする設計の仕事はとても深く、そして作り上げた建築は無条件で市民の目に入る。

最近良いものを作ろうと空回りして、答えが見えてこない時がある。答えを出そうと「スタッフ」に話しかけ、皆の建築に対する思いと僕の建築に対する思いが重なった時答えは出る。スタッフとの良い信頼関係が良い建築につながることは間違いはない。

2001.5.31
僕はだいたい月に10冊程度の建築やインテリアに関連する雑誌を買う。常に新しい物の興味と情報の収集が目的である。

恩師の建築家が僕に「新しい物、オリジナルな物を追求するからダメなんだ!」と言った。僕はこの言葉が今でも心のどこかにある。確かにイタリアや高山などは個性はあるが、町並に統一感があり美しいと思う。

多くのクライアントは新しいものと古いものを同時に要求する。要求に答えようと頭をひねる・・・・・現在深夜1:00・・・・もう寝よう・・・・・・・・・・

2001.5.25
「初夏」は僕の好きな季節の一つである。我が事務所も緑に囲まれ始めた。
どんな建築も緑に包まれればよく見える・・・・・・・・・・・・・・

2001.5.24
僕と同じ年代の設計士である「小野木氏:関市」の住宅(自邸)を、先日見た。これがまたすごい!とにかくすごい!一般の人には理解しにくいかも知れないが、ほんとに建築が好きで、自分のやりたい設計をやっているのだなーと思うと、とても嬉しくなった。

情熱のある建築は心に残る。

2001.5.21
「城東通の家:岸邸」が東海テレビにでます。撮影は明日で放映日は6月初めです。詳細はまたトップページに書きます。ご期待を!
予定放送日:6月4日(月) 東海テレビ「すっぴんテレビ」午後2:30頃です。

2001.5.20
昨日「小川邸」で、待望のバーベキューをした。僕の家族を含め14人でお昼から夜?までワイワイと楽しかった!

僕と言えば、飲んで・食べて・飲んで・飲んで・・・・・いつのまにか自分家のベットで朝を向えて「おはよー」と子供の声。「どうやって帰ったのかなー?」と思いながら「おはよー」と家族に挨拶すると、「飲みすぎー」と不機嫌なかみさん。

「普通の毎日を普通に過ごす喜びがここにあるのかなー」なんて、今しみじみ思う自分は年をとったのかなー?????

なんか文章がめちゃくちゃのような・・・・まだお酒が抜けてなくてすいません。

2001.5.19
ある友人の父親に会った。彼は「私は45年間、家の為に働き続けて、そして今、このことに後悔している」と僕に話しをした。高級住宅地で土地90坪、建物80坪の住宅である。そして彼は「自分の息子にこんな苦労はさせたくない」とつぶやいた。

友達の家の計画はとりあえず中止となった。

家を持つことはよほどのお金持ち以外借金で家を建て、そして長いローン生活が始まる。この不況の時代、息子を思う親の気持ちがとても強く感じられた。

僕自身「未来に不安は無い」と言ったら嘘になる。でも僕達は、毎日毎日を精一杯生き明日を向える。自分の事を考え、家族の事を考えて・・・・・・・・そして僕は家を建てた。

友人は家を建てる事により、親と家族の事について話をした。「ここが始まりですよね・・・・」と僕はつぶやき、その場を去った。どんな結果になるかは解らないが、建築の深さをあらためて感じた。

2001.5.18
建築家の作為はコストを高くさせる傾向にあり、最近の40万/坪代の建築では作為は不可能で、結果としてデザインの為のデザインは出来ない。

「もう少し予算があればなー・・・・・」とつぶやく横で、「なんか、いい家だねーとみんなが言ってくれて、嬉しい!」とお客さん。

1000万円代の西郷の家はもうすぐ完成する。

2001.5.17
計画がなかなか進まない時がある。

若い時はデザインだけを中心に設計をしていたが、最近は自分の子供も成長したせいかもしれないが、毎日の生活を中心に設計を進めている。「本当にこれで良いのか・・・・」と自分に問い掛けては答えを出す。生活とデザインの狭間で、計画は深夜まで続く・・・・

2001.5.16
最近は時間の経つのが早い。さて・・・・・・・・・

横で子供が「早く保育園へ連れって!」と怒りだした。今日の独り言はこのへんで・・・・・・・・・・・

2001.5.8
最近仕事が遅く、子供と寝ることが少なくなった。僕は仕事の合間に自宅へ戻り、子供に「おやすみ」を言うために寝室へ行った。6才の彼はベッドの中で「手をつないで・・・・・・」と母親に言って、そしてその直後眠りについた。

小さなベットでとても大きな「愛」に包まれ、子供は眠る。

僕は住宅の設計をする時、家族の気配を常に感じられるようにプランをする。笑ったり、怒ったり、泣いたり、話したり・・・・・・・音で感じたり、目で感じたりして、生活は毎日繰り返される。繰り返しの中で人は時々大切な物を忘れる時がある。

「それが人生だよ・・・・・・・」と隣人は僕に話しかけた。
2001.5.3
愛車「パジェロ」に乗って、小坂から大平山、濁河山、法仙峰と山沿いの道を走り、明け方と同時に御岳に到着すると、雲のジュータンの上に乗鞍岳が・・・・・・・美しかった!!!

季節外れのスキーと、日本一高い位置の「濁河温泉」に入り、自然を楽しんだ。小坂から行ったせいもあるが、山道は細く狭く崖の間を走っていて、その緊張感がよりいっそう自然を感じさせてくれた。

自然の中にいると「建築」が恋しくなるから、不思議なもんだ・・・・・


2001.4.30「pm」
「cocco」

一枚のCDを買った。たまたま見たテレビの印象が強く残像として、体に残っていた。「ねぇ 言って ちゃんと 言って 私に聞こえるように 大きな声で もう泣かないでいいように ・・・・・・・」と始まる彼女の歌詞は、ひたむきに正面を向いて、こちらに話しかけてくる。
彼女は音楽をやめると言った・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先日ある女性の写真家と話しをした。僕は「売れない写真家こそ、最後の芸術家かも?」と彼女に言うと、彼女は怒って席をたった。言葉の足りない僕の言葉が、マイナスのイメージを与えたのではないかと思う。

子供を産むことが出来る「女性」の感受性は、男には無い強く深いものがある。きっとcoccoも彼女も、そして多くの彼女達も心は同じであり、環境が彼女達を変えて行く。正面を向いて話せる環境を作りたいと、僕は願う。

PM4:30 なんだか、もうすぐ雨がふりだしそうな暗い空、蒸し暑い空気に「cocco」の唄がとても合う。

2001.4.30「am」
自転車に乗って子供と「北」へ、どんどんと山が近くなるまで走った。北へ北へ、走って、止まって、走って、、、、。

疲れた体が気持ちいい・・・・・・・・・・・・・・

2001.4.29
「初夏」

好きな季節の一つに「初夏」がある。新緑の美しさは心を休め、体がとても自然な状態になる。半袖のシャツに袖をとうして、通り雨の匂いが「季節」の始まりを僕に伝えてくれる。

最近思うことがある。人は生まれて死ぬまで、4つの季節の中を繰り返し歩いていくのだが、見えるものが少しづづ違ってくるような気がする。自分の変化か周りの変化かは解らないが、「静」の状態での感動を感じる時がある。同じ季節、同じ時間、同じ自分が変化をして行く。

とても自然に近い状態の心で物を見ると、見えてこなかった物が見えてくる。「初夏」はいつもそんな気持ちにさせてくれる季節である。


歩き続けている人も、この休みに少し止まって季節を感じてください。自然を感じて、生きていければきっと心は休みます。人生はゆっくりとそして長くつづきます・・・・・・・・・・・・・・


2001.4.26
「上棟式」

昨日は「神戸の家」の上棟式が行われた。お施主さん・お大工さん・工務店の社長・各業種のみなさん等、30人弱の皆さんで夕方から現場でお酒を飲んで「ワイワイ」と、とても楽しい上棟でした。最近はこうした光景も少なくなったが、やはりひとつの節目には良いものです。(お弁当がまた豪勢でおいしかった!)

「神戸の家」は解体された前の住宅の古材を使用してる。お酒を飲みながら空を見上げると、大きな丸太の古材はほんとに美しく、歴史を刻んだ重さを感じた。あらためて建築の楽しさを与えてくれた、お施主さんと現場の皆さんに感謝をします。

「やっと、ここまでこれたなー」と春の夜空に独り言をつぶやきながら、
宴会は2次会へと続きます・・・・・・・・・

2001.4.25
今週中はスタッフの大野くんはエジプトへ旅行中です。「旅は人を作る!」と思い、自分も旅行に行きたいのですが、これがなかなか行けません。連休は体力作りにスキーをしようと思ってますが、消防団もあり行けるかどうか・・・・・・?

ところで、今年は東南アジアへ行く目標(あくまでも目標ですが・・・)をたてました。イタリア、フランスは行きましたが、最近はなぜかアジアに興味があります。知らない土地に行き、同じ人種の生活を肌で感じたいものです。

大野くんはエジプトでどんな生活を見てくるのか?とても楽しみです。

2001.4.21
「ローコスト」

作品集に新しく3つの仕事を掲載しました。3つとも40万/坪代で、ローコストとは・・・・・を追求した仕事です。ローコストの中でクライアントの要求はそれぞれ違いましたが、希望は適えることが出来たのではないかと思います。

現在も西郷で1000万台の住宅の工事が進んでますが、デザインと機能との狭間の中で設計は行われました。

ローコストにするには「何か」をやめなければいけません。僕の生活感とクライアントの生活感の話し合いが「何か」を決めます。

僕はいつも言います。「家にお金をかけるなら、生活にお金をかけてください。」と・・・・・でも・・・・・・本音はと言えば・・・・・・何もやめたくないのですが・・・・・ローコストの追求は続きます。

2001.4.17
先週末、新しいクライアントと会って仕事の依頼を受けた。「永田昌民さんの建築がいいですねー」と言われた。

僕はとてもうれしい気持ちになった。「あ!N設計室の永田さんですね」と言いつつ、7年前のN設計室の特集が載った雑誌をクライアントに見せた。実を言うとこの建築家は自分でも大好きで、自邸でも参考にしたほどで、多分、事務所のスタッフでもこの人の名前は知らないだろーと思うぐらいの人である。

気取らずにデザインされている住宅は、自分が追い求めている空間であり、その洗練されたディテールは今でも新鮮である。本棚の奥にあった「住宅特集」は僕の机の上に置かれた。

2001.4.12
インターネットを通じて一人のクライアントと知り合った。とてもクリエイティブな方で設計者の仕事を理解していただける人である。どうしても一緒に仕事がしたくて、がんばってプレゼンを作った。現在深夜12時最後の模型を作成中で、明日の朝には完成する予定である。

結果はともかく、みんながんばって仕事をした。
横の机を見ると・・・・・
大野くんはインド旅行記を書いている・・・・・・?

2001.4.11
今日はめずらしく6時に仕事を終えた。最近毎日12時すぎで、スタッフの皆もクタクタだと思う。夕暮れ事務所の前で一人酒を飲んだ。

何か独り言を書こうかと、パソコンに向かったが、何もない。それにしても、夕暮れの風が気持ち良い。

何も無く何もしない・・・そんな時があってもいい・・・

2001.4.8
「八ツ梅町の家」の打合わせを昨日した。
「床材は何がいいですか?」と奥さんに聞かれ、「無垢の床が良いと思いますが、床暖房をされると溝ができるかもしれませんよ」と僕は言った。自然材料を使うことはとても良いことで、なるべく多く使いたいと思っている。木の割れ、しっくいのよごれ、床の溝・・・・など自然素材は朽ちる要素が多い。
奥さんの家事と建築の朽ちる美しさを常に天秤にかけ、打合わせは進む。

2001.4.7
今日は岐阜祭りです。おみこしの音を聞きながら仕事です。体の限界を感じながら、仕事をしているとなぜか良い建築ができます。
音楽も、絵も、建築も心の奥で作らないと決して人は感動しません。

「人」を通して「建築」を常に見ていないと、「デザイン」だけの「デザイン」になってしまいます。いつも僕は「本当にこれでいいだろうか?」と疑問を自分に投げかけます。そして疑問は心の奥にたどり着いた時、答えになって帰ってきます。計画に時間がかかるのはこの理由です。

おみこしの音は、心をやさしくしてくれます。

2001.4.2
今日も仕事が終わるのは深夜3時・・・・・・・
玉木:「吉野家へ行こうか?」
大野くん:「いいですね!」

昨日山登りをしてきた、僕にはとってもハードで、今月中からエジプト旅行へ行く大野くんはなぜか元気である。

そろそろ「僕も旅に出たいなー」と思いつつ、今日も仕事は深夜まで続く・・・・・・・・・・

2001.4.1
先週末に「長良の家」の地鎮祭が行われた。ご主人も奥さんもスポーツマンで、とてもさわやかなご家族である。コートハウスで和風の雰囲気がある住宅は、自分でもお気に入りで、どうしてもクライアントの予定金額に収めたかった。

6社に見積もりを出したが、なんと見積もり金額の差は最終的に700万程度であり、ほとんど設計変更することなく予定金額に収まった。そして僕は7%(金額差の30%程度)の設計料を請求した。設計事務所の仕事の一つは達成できた。中庭・吹抜け・・・・いっぱいの楽しみがある住宅は秋に完成する。

「良かったですねー」と言った、スタッフの浦瀬くんの顔には笑顔があった。

2001.3.26
岐阜の町中の住宅を最近ずーと考えている。今日は一日中計画をしようと、朝からパソコンに向かった。クライアントから「建築士さんの代表作で賞を取ってほしい」と言われ、自分としては常に「代表作」にするつもりで一つ一つの設計をしているが、土地の制約が多い為ついつい力が入った。狭い土地でも楽しい空間が出きることを、立証したかった。

深夜12:00時を過ぎ、1時・2時・・・・・急にプランが見えてきた。「出来たよ!」とスタッフの大野くんに言ったのは深夜3時頃。長い間考え続けられた2つの住宅の基本構想はできた。
玉木:「ガストでコーヒーでも飲みに行こうか?」
大野くん:「今日は寝ましょう・・・・・・」

良いプランができるのは、いつも深夜である。夜型の僕に付き合うスタッフはたいへんである。

今日も深夜まで仕事は続く・・・・・・・・・・・・・・・・・

2001.3.23
昨晩完成したばかりの小川邸におじゃました。
「夜のライトは暗くないかなー」とか「子供達は楽しんでくれているかなー」とか「キッチンは使いやすいかなー」とか色々考えながらおじゃまをした。

中に入るとなかなか雰囲気も良く「いいじゃん!」と自分ながらうれしくなった。薪ストーブの炎は暖かく、お酒もよりおいしく感じた。
大人4人子供6人で大きなテーブルを囲み、がやがやと楽しい時間を過ごし、設計者としてもっともうれしい「時間」であった。

「ありがとう」と言ってくれた裕次くんに「こちらこそありがとう」と心をこめて言いたかった。

ここで奥さんに一言:「ご迷惑かと思いますが、またピザとお酒を持って遊びに行きますので、よろしくお願いします。」それと「ほんと深夜まですいません。今度はかたずけて帰ります。」

中庭でのバーベキューがまちどうしい!
2001.3.22
「LIFE」

現在、2つの住宅を同時に計画をしている。
岐阜市の中心地で土地も30坪程度、町並も良く似ている。家族構成も親・子・お年よりの2世帯で、3階建てとなる。

建築家は打合わせの中で、クライアントの生き方や家族に対する思いをプランする。「LIFE」が違うから、2つの住宅はまったく違う形となる。

6才の子供のクラス写真を見た。みんなが、一つの方向を見てカメラに写っている。この子達はこれから色々な出会いや別れを繰り返して、自分の「LIFE」を作り上げて行く。

「家」はクライアントの新しい生活との出会いで、一つの「LIFE」の始まりである。

一枚の写真に僕は小さな感動を覚えた。

素材論

最近「独り言」が多くなった。今回は僕なりの素材論を少し話したい。

建築と料理とは似ているような気がする。結局「素材」が良くて「調理」がうまければ、「おいしー」とお客さんはつぶやく。

僕は素材を選ぶ特「朽ちて行く中で、美しく変化する素材」を選びたいと思っている。
例えば「タイル」。磁器質・陶器質・せっ器質などがあり、釉・無釉、テッセラ・ブラスト・はつり・くし引き・ボーダーなど種類は多い。
その中で僕は、せっ器質の無釉タイルを使うことが多い。理由は朽ちて美しくなるからである。
倉敷のアイビースクエアーやタイルではないが、村野藤吾の箱根プリンスホテル(インド砂岩)など古さが逆に美しさになっている。「家」は完成してから日を追うごとに美しくなってほしいと思う。

そこで、独り言ではなく、建築の素材というコーナーを設けて材料について研究をしたいと思います。
「珪藻土はほんとに体に良いのか?」とか「フローリングの無垢材は良いが、目地がすく」とか材料のコーナーで何が良いのか、悪いのか、みなさんの声もお待ちしています。

2001.3.21
最近僕の事務所に、大学出の女の子がアルバイトに来ている。

「給料は無しでもいいから、建築の設計をやりたい」と彼女は言った。
僕は彼女の答えを否定しながらも、自分が建築を始める時、同じ言葉を言ったことを思い出した。

設計事務所は一般的にクライアントの設計料だけで成り立っている。
自己満足なデザインが「社会」と「設計事務所」との溝を大きくした。

いつも僕はスタッフに「設計事務所はサービス業なんだよ。」と言い聞かせる。
ちなみに僕の実家は呉服屋である。いつもお客さんの話しを楽しそうに聞いていた親の姿が、今も思い出される。

大学の建築科を出た学生が、普通のお金をもらえるようになるには、建築家の心の改革が必要な時代になってきた。設計事務所は「先生」では無い。(建築業者のみなさん「先生」と呼ぶのはやめましょう!)

「着物」を売る呉服屋と「技術やデザイン」を売る設計事務所との差はどこにもない。

2001.3.20[pm]

今日新しいお客さんに会った。
とても気さくな方で、建築に対する思いが僕とよく似ていて、
とても楽しい時間を過ごすことができた。
「生活」に対する感覚が似ていると、非常に良い「家」が出来る。

最近会うお客さんは、年齢も比較的近く「家」に対する思いが良く合う
かたが多くなってきたような気がする。

がんばって、お客さんの「夢」と僕の「夢」を形にしたい!!!!

2001.3.20[am]
「小川邸」は昨日引越しをされた。
早く中庭でバーベキュウをしながら、薪ストーブの前で酒を飲みたいものである。子供達の楽しむ姿を想像すると、とてもうれしい!

「バーベキュウを毎日でもやりたい!」と語った裕次くんの夢はかなったかな?!

2001.3.19
輸入住宅のその後

自分のなかで、「住宅はお客さんが住む家だから、お客さんが好きならば、輸入住宅でも良いのではないか」と思って計画をしていた。

僕がめざす「家」とは「形」ではなく「生活」であり、それがプランに反映して、少し「町」の為に「デザイン」が出来たら良いと思っている。
しかし、「形」にこだわると「生活」が見えにくくなり、思うようなプランが出来ない時もある。

結局「輸入住宅」の設計をすることは無くなった。

残念ではあるが、この「答え」が僕の「建築」に対する答えなのかもしれない。

37才になり建築を見つめなおす機会とチャンスを与えたくれた、先輩(施主)に感謝をしたい。

2001.3.18
設計依頼2

またまた、ある日お客さんから「30坪の土地に3階建てを建てたいのですが、できますか?」という設計の依頼があった。
「はい!できますよ!」と大きな声で僕は返事をした。

いつものように家族構成や間取りや外観の打ち合わせをして、最後にお客さんは「あと一つ要望があるのですが・・・・・」と僕に言った。

「なんですか?」と小さな声で聞くと
「家の廻りは猫が多くて困っているんですよ。猫の対策もお願いしますね。」とお客さん。

日当たり・通風・断熱・防火・地震・バリアフリー等、色々な目線で建築は作られる。きっとお客さんにとって猫は地震と同じくらい重要な問題だろうなーと思った。

そういえば、僕の家のすぐ横にゴミ出し場がある。
ゴミを荒らすカラスは僕にとって断熱と同じくらい重要な問題である。

ちょっと意味が違うような気がするが・・・・・・

建築家は人間工学ばかりでなく、動物工学をも必要とされる。?!
設計は深く・面白い!

2001.3.17
設計依頼1

ある日お客さんから「輸入住宅のような家を建てたいけど、玉木君
できるかなー」という設計の依頼があった。
「はい!できますよ!」と大きな声で僕は返事をした。

輸入住宅と言うと僕の頭の中では、建築家のフランクロイド・ライトが思い出された。「ライトのような住宅をつくろー」と僕は計画を始めた。

「輸入住宅といえば出窓ですよ!」とスタッフの大野君が横で言った。
既製品の出窓を付けるのはなぜか抵抗がある、と思いつつライトの住宅を見た。
そこにはとても美しい出窓の住宅があった。

輸入住宅との戦いは今も続いている・・・・・・・・・

2001.3.16
ホームページをリニューアルしました。
4月からは「岐阜建築探訪」にも掲載し、インターネットを通じて多くの人に
「建築設計事務所」の仕事を、理解していただきたいと思います。

「建物相談室」を作りましたので、どんどん書きこみをお願いします。

3月末にはU・TOPIA40、4月初めには小川邸の写真を掲載します。
ご期待ください。

ちなみに、新しいホームページはGA設計事務所で作りました。
作成者はスタッフの大野くん。(GAPの動画は浦瀬くん)
設計よりなんだか楽しそうでした・・・・・・・。

こらからも「デザイン」と「コスト」の追及は続きます。
よろしくお願い致します。

2001.3.4
GA設計事務所の仕事

建築家の仕事はデザインばかりではありません。
「建築確認申請」「既存宅地申請」「農地転用申請」「河川占用申請」
「開発申請」「ets・・・」とさまざまな行政に対する申請を行っています。

費用は5万円程度から行っています。

最近も近所のお父さんに「広報に既存宅地が無くなると書いてあったなも?
車庫を建てたいけど、何とかなるじゃろか?」
こんな依頼を受けた。

車庫は3月中に完成する。

建築家は町のデザインと個人の財産を管理する。

2001.3.3
U・TOPIA40が完成しました。
場所は黒野にあるコジマ電気のすぐ西です。
3月末には写真が掲載できると思いますので、ご期待ください。

また、小川邸も3月中旬に完成します。
思ったより、外観が良かったと思ってます。
こちらも、ご期待ください。

ちなみに、U・TOPIA40は岐阜市の完了検査で建築主事の川島さんに
「いいなー」とおほめの言葉を頂きました。
ありがとうございました。

ちなみに入居ご希望のかたは、黒野付近の不動産屋さんで扱っていますよ!

2001.2.22
風邪

もう少しで春が来ると言うのに、最後の最後に風邪をひきました。
熱・せき・鼻水と最悪の状態が続いている。

先日現場打ち合わせがあり、病院から直行し、約束の時間に遅れた。

玉木:「すいません。風邪で・・・・・・・」
監督:「また、飲みすぎたの?」
玉木:「本当に風邪ですよ!]
監督:「どこで飲んだの?」

こんな会話から打ち合わせが始まった。

玉木:「そういえば、土曜日に飲んだなー・・・・・」
監督:「そうでしょ!!!!」

これから、定期的にGA・OFF会をやりたいと思ってます。

建築のことを飲んで話したいと思ってます。
なにが今の時代必要なのか、など
硬い話・空想の話・現実の話ets・・・・・

掲示板で知らせます。
第1回は学生さん・設計者・とびの親方・塗装屋さんなど9名でした。

参加は自由です。

次は4月初めの花見です。
みなさんの参加お待ちしています。

2001.2.21
完了検査

建築の現場が終わると、お役所さんの「完了検査」を受けます。
これは、図面どうりに施工されているか、施工完了後4日以内に
受けなさいと建築基準法で定められています。

玉木:「完了検査を受けますので、手数料を16,000円お願いします。」
施主:「いやー僕は受けなくてもいいよ、家を建てて、ただでさえお金が
無からねー。
玉木:「しかし、建築基準法で定められていますから・・・・・・・」
施主:「じゃ、玉木さん払って受けといて!」

こんな会話のなかで完了検査を受けた。
そして、完了検査後、屋根に手摺をつけてくれと指導を頂いた。

玉木:「手摺をつけろと言われました。」
施主:「どうして、そんなもん、いるんだ?」

業者と相談のうえ、手摺をつけた。

常に施主の為に仕事をしている僕達の気持ちは
「法律」に従い、「施主」にそむく。

少しの矛盾がここにある・・・・・・

2001.2.13
今日もまたまた徹夜です。
僕は徹夜の仕事は結構好きですが、スタッフの大野くんは
結構大変かも?

しかし不思議なことに、良いアイデアが出るのは、夜と朝!

ブラインドもないガラス張りの事務所の夜は結構寒く暗い。

「設計事務所は昼現場で、図面は夜遅く書かなきゃーだめ!」
と成瀬工務店の野倉さん。
「最近の若いやつは1日2日の徹夜でへこたれる」
と安藤忠雄さん。

さて、3杯目のコーヒーを飲もう!!!!
徹夜はなぜか、辛くて楽しい。
2001.2.12

なかなか独り言を書けなくてすいません。
寒い日が続くと、薪ストーブの前ですぐに「ふー」と寝てしまいます。

最近は金沢へ行ったりして、雪吊りや第一高等学校などを見てきましたが、
やはり冬は「蟹・魚・酒」になって「おいしかったなー」と感想がでます。

視覚的な喜びよりも、動態的な喜びを感じている今日この頃です。

雪山の美しさは、自然と足を運ばせます。
建築もそうありたいですね・・・・・・・・
2001.1.24

大幅にホームページを変更しました。

2001.1.21
雪の中、今晩は徹夜で仕事をしている。
1+LDKのアパートの設計である。東京の売れているアパートを多く見てきてが、東京は家賃が

10万いや20万を超えても、建築家の設計のアパートは100%の
入居率である。収支ベースでの設計は意かに効率良く、デザイン良く、間取り良く、
セキュリテー良く、コスト良くと多くのハードルを乗り越えて、設計作業は
続いていく。
その中で住宅とは違い、何か新しさを追求することもできる。

そろそろ、コーヒーでも飲もう!

2001.1.20
最近の自分が設計した住宅は、坪「40万」代が多く、ローコストへの
挑戦を繰り返してきた。

インターネットで「建築家の設計で50万/坪!」と言う広告を見た。
高いのか安いのか・・・・・

コンクリート打放しの僕の住宅はローコストで寒い。
でも、幼かった実家の冬の寒さが思いだされる。

記憶に残る建築はなぜかローコストである・・・・・?

2001.1.19
建築と手相(その2)

今日は手相の講座その2です。

あなたの右手と左手を見比べてください。
手相が似ている人は、生まれもった運命を歩んでいます。
違う人は、運命を変えるほどの大きな出来事があったのでしょう。

僕はといえば・・・・・・・・
右手と左手がそっくり!!!

「あるがままですよ!」と語りかけています・・・・。

2001.1.18
今日は神戸のお医者さん家の地鎮祭である。
設計・見積もりと大きな山を越えて、晴れて竣工へ向かっての
スタートの日である。

小雪が降る中、神事は進められた。
いつも「無事に完成して、お施主さんが喜んでいただけるように・・・・」
と願いつつ「良い建築になりますように・・・・」と願う。

話しは変わるが、私には2人の子供がいる。
生まれて、1年の間は自我は無く、生きるために育つ。
2年目からは意思が出てきて、自分で生きることを
少しずつ覚えていくような気がする。

大げさではあるが、僕にとって、地鎮祭の日は出産である。
工事中は1年目、完成して自分の手を放れていく。

「胎教は大切である」とある人は言った。
1年近くをかけて設計は終わった。
今からが、本番である。

晴天に小雪が降る中「優等生ではなく、やさしい子に育ってほしい」とも願った。

2001.1.14
「アメリカン・ビューティー」

これは、ごく普通の市民として、普通の毎日を送ることが、どんなにストレスに満ちているかを、一見、普通に見えるサラリーマン家庭を中心に描いた物語。ただそれだけなのに、まじめにおかしく、陰気でコミカル、そして、時に残酷さも垣間見せる。ともあれ、アメリカの夢の終焉をシニカルに描いた傑作であることだけはまちがいない。

久しぶりに映画を見た。
アメリカのごく普通の市民の生活を映し出した普通の映画だったが、
時間を忘れて見ることができた。

普通の生活を送る為に住宅は作られる。
僕は、普通の生活を楽しむ為に住宅を作りたいと思った。

30・40代の皆さんには、必見の映画である。

2001.1.11
先週の休みに京都の建築を見に行った。
慈照寺銀閣から哲学の道を歩いて、南禅寺方面を見る予定であった。
大雪の影響で南禅寺には行けなかったが、雪の京都は特に美しかった。

雪が降る中、原広司設計の京都駅を見た。

京都の駅と言うよりは、現代日本の駅であるような気がした。
コンコースの大きさにはあっとうされ、素直に建築の良さに
感動した。

京都駅の大きな「門」もよかったが、法然寺の小さな「門」も美しかった。

「門」をくぐるときはなぜか、楽しい。

2001.1.3
住宅にはなるべく薪ストーブを入れようと思っている。

僕の家にも薪ストーブが入っている。
これのおかげで、寒い夜、「火」を見ながらお酒を飲むことが多くなった。

年末に「(仮称)薪ストーブの会」に参加し、薪の入手方法など、
薪ストーブの好きな人ばかりの集まりである。
薪ストーブの情報など今後が楽しみである。

現在工事中の裕次くんの住宅にも薪ストーブが入っている。
裕次くんにも「火」の楽しさを早く知ってもらいたい。

寒い夜も「火」があれば、とても楽しい。

今夜は特に寒くなりそうだな・・・・・・・・・

2001.1.1
あけましておめでとうございます。

今年は、独り言や建築の設計に関する色々な事を
HPで紹介してくつもりです。

本年もよろしくお願い致します。